macOS CatalinaでのAbleton Live 9動作確認
Live 9は使用しているコンポーネントがCatalinaだとレガシーに指定された関係で動かない(立ち上がらない)のではないかという話だったので確認した。どうせ近日中にLive10にアップグレードするので立ち上がらなくなっても別にいいという思いで。(10月18日追記:新たにオーディオファイルが読み込めないことを確認しました)
Live 9には、macOS 10.15のリリースで下位扱いになるコンポーネントが含まれています。 そのため、macOS 10.15にアップデートすると、Live 9が起動しなくなると考えられます。
Live 9とmacOS 10.15 “Catalina”の互換性 | Ableton
モビリティ重視のMacBook 12インチのみCatalinaにしたので早速動作確認をしてみた(講義の板書と研究メモのため一刻も早くSidecarを使いたかった)が、動く。まず立ち上げの時に必ず一回予期しない理由で終了するアラートが出る。アラートが出るもののアプリは落ちておらず、これを無視しようが再度開こうがその後の動作は変わらない。

正直なところ、コンポーネントがレガシーになったからと言って旧アプリが即立ち上がらなくなるとしたらそれもまあまあ問題なので、立ち上がらない事はないだろうと思っていた。どちらにせよLive9とCatalinaの組み合わせにはオフィシャルのサポートはないのでやるとしたら自己責任になる。っていうか9 Suiteから10 Suiteへのアップグレードなんて3万ぐらいなので、次のアップグレードが出る前になるべく早くやるのが正しい(というのを先日のNagoya Ableton User Groupでも再認識した)。
10月18日追記:Drum RackやInstrumentsに入っている音色で打ち込みをする分には問題ないんだけど、オーディオファイルの読み込みができないことを確認しました。ファイル形式(mp3、m4a、wav、aiff…)にかかわらず、オーディオファイルを読み出そうとすると「〜を読み込めませんでした。破損しているか、ライセンスに問題がある可能性があります。」というエラーで読み出せない。つまりオーディオファイルは一切読めない。たとえばオーディオトラックはもちろんとして、MIDIトラックとしてSimplerで読み込もうとしても「This sample contains no audio data.」となって読めない。

WAVES Tunesは動いた。動いたところでオーディオファイルが読めないから意味ないのだが。ソフトシンセにTunesかけるなら別だけど。
そしてWAVES Tunesの初回立ち上げ時にMax.appの検証が走ったのだけれど、これは何故なんだろう。Max 4 Liveを使っていない人やMax走らない環境の人でもWAVES Tunesは動くと思うんだけど、何きっかけで走ったのだろうか…
結局のところ、まあ別に対応していないので動かなくても何も言うことはないと言うか当然なんだけど、打ち込みでビートのスケッチするぐらいならなんとか使えるかもね。基本的には次のメジャーアップデートが来るまでになるべく早くアップデートしちゃうのが吉だとは思いますけどね。
そして僕はAlfredのヘビーユーザーなのだけれど、Catalinaになって最も気になるのはAlfredに検索させると各appがローカルに2つ存在していること。Live9に限らずRStudioとかまで一通り全部が /System/Volumes/Data/Applications 以下にも存在している。この辺の話は後々出てくるだろうから今回深掘りはしない。
