絶望と展望

「こいつはほかっとくとわけのわからんことに金を全部使ってしまうので早く結婚させろ」みたいなことを時々言われるのだが、結婚とはそういうものなのだろうか。確かにリビングのたかが電球ごときの改造に10万ぐらい使ったのは反省しているが、新しいことに投資せずにクリエイティブな仕事なんかできねーだろ。

絶望と展望

キッチンペーパーがなくなったから買いに行ったのだが、売り切れていた。デマでトイレットペーパーが売り切れた余波なんだろうけど、俺は朝っぱらから八事のイオンで立ち尽くした。ほんと絶望しかねえわ。俺はコンロの油汚れを掃除したいだけなんだよ。早くしないと取れなくなるだろ。ふざけんなよ。

俺がキッチンペーパーの棚の前で立ち尽くしているすぐ横を、8ロールセットのトイレットペーパーを4つ抱えたおっさんが通り過ぎて行った。どんだけ尻拭くんだよ。

こういう場合に買い占めに加担する人を「デマに踊らされる愚かな人間たち」と切り捨てるのは簡単だが、実際にはトイレットペーパーの供給量が減少するのがデマだとは理解しているものの、トイレットペーパーがなくなると困るので自分も買い占めに加担せざるを得ないというのもまた合理的な行動になってしまう。それを鼻で笑っていたらいつの間にか家のトイレットペーパーがなくなってしまった、なんてなると結局損するわけで。集団心理というのは本当に怖い。だから「そこ」(=買い占めへの加担)までは理解するけど、それ以上度を超えた行動をする人は友人から切っていくことにした。もっと大変なことが起きたときに安易な行動で他の仲間に危害が及ぶと困るので。

経済を回してくれるのはありがたいとも言えなくもないが、とはいえトイレットペーパーは消費量が一定なので実際には需要の先食いでしかない。生産のバランスが崩れるだけ。そして出費は平滑化しないとキャッシュフローが不安定になるのでお勧めしない。これはマンションなんかを買うのに、現金一括でも買えるほどの余裕があってもあえて多少の金利を払ってローン組んだほうが安定するのと同じ。無借金が必ずしも無リスクとは言えないのだ。

まあ絶望ばっかしてても仕方ないので俺は相変わらず狂ったように遊ぶ。今年やりたいこととしては、

・グランピング
・苔玉づくり
・DIY(カウンターテーブル、ヘッドボード)
・海外旅行(シアトル行きたい)
・ゼミ合宿(旅館行きたい)
・年下と共同研究
・新しく通えるカフェを少なくとも3つ見つける
・自然科学系の勉強(物理を中心に)

ぐらいは絶対にやりたい。

ちょっとした遊びに付き合ってくれる友達が減ってきた。みんな家庭を持って馬鹿な遊びができなくなってきた。しかし俺が一人で苔玉作り体験に行ったらだいぶ危ない人だと思われてしまう。

最近聴いている曲 BAD HOP『KAWASAKI DRIFT』
ライブ中止の件でだいぶかわいそうなことになっているので配信収益にでも貢献しようかなというあれ。クラファンも入れるけどね。