一生の不覚

これは一生の不覚として刻みつけておくべきことだ。まさか半年前に僕が考えていたビジネスモデルをavexが実現させるなんて。

あの頃の僕はそれが本当にうまくいくのか、本当に成り立つビジネスなのか、と色々なことに懐疑的になりすぎていた。その結果動きが遅くなった。千葉雅也も言っていたじゃないか。”頭を空っぽにしなければ行為できない”と。

いくつかのところに提案しに行ったし、どこでも「面白い」とは言ってもらえたが、みんなそれが本当に実現できるものだとは内心思っていなさそうだった。そこを本気にできなかったのは他でもない僕のプレゼン能力の低さや、企画の練り込み不足だった。

僕は結局音楽市場と投資市場への知識しかない。この周辺でまた何か練り出すしかない。このレベルのことを思いつくのは体感で5年に1回ぐらいなので、次を逃したらもう終わりだと肝に銘じなければいけない。