20代最後の過労とゼミ募集

20代最後の過労とゼミ募集

俺の20代はあと4ヶ月で終わる。20代は1年間をほぼ丸ごと病院で過ごしたりとか色々あったけど、最後ぐらいは思いっきり働いとくかということで今はめっちゃ働いている。特に週末の忙しさがすごくて、ゼミ2本と授業こなして、遠隔用の動画作って、土曜は名大で大学院向けに13時〜18時までデータ分析実習 a.k.a. 小手先プログラミング講座やって、日月はひたすら論文書いて…不眠で夜は眠れないしすごい生活をしている。

やりたいことに熱中している間に気づいたら過労死してそうな気がする。過労死って言ってもほとんどやりたいことしかやってないから過労とも言えるか微妙だけど。

なんかわかんないけど相変わらずうちのゼミは人気なようで、本当にありがたい。ゼミの1次募集が締め切られ、「今年も新美ゼミはめちゃくちゃ人気らしい」「去年と違って今年はあんま人気ないっぽい」みたいに情報が錯綜している。溢れ出る真偽不明な情報の山の中から適切なものだけを拾い上げ、それに基づいて欠けている情報を推論し、それらに基づいた意思決定を行う。これは不完全情報ゲームにおける基本的なスキルになる。他の学生の出方もわからない、ゼミの方向性も採用基準も完全には明らかにされていない不完全情報下でうまく競争を抜けて立ち回るための戦略立案は意外と難しい。

結果から言うと、去年より倍率は下がった。これはひとえに俺がオープンゼミで調子に乗りすぎたからだと思う。頑張ってくれたゼミ生のみんなにはごめんとしか言いようがない。去年は道を歩いてると本当に普通に「新美ゼミ行きたい」とか話してるのが聞こえてきたけど、今年はそこまでではない。ゼミ生諸君、うちのゼミは楽だとか触れ回っているみたいですね。ちゃんと聞こえてますよ。

去年のゼミ面接でもこの話になったんだけど(俺は本当はこの話はしたくなかったんだけど)、ゼミ面接も就活も恋愛も結局全部自分の売り込みじゃんみたいな話で、でもそれはやっぱそうなんですよね。ゼミも会社も、募集するのも応募するのもお互いマーケティングじゃん。

念のために言っておくと、うちは楽しさ最優先のゼミでもなければコミュ力重視のゼミでもないです。面接で要領良く答えられれば受かるとかそういうのではないです。