DTM・プラグイン系

スタジオアップデートとLANDR Sessions

もはや第何次アップデートか忘れたけどスタジオにまた機材入れました。インターフェースは結局PreSonus Studio 1824cを注文したんだけど、入荷待ちで納期は年末付近までもつれ込みそうな気がする。

GATORのG-CLUB CONTROL(DJ用バッグ)とかウェブカメラとかはついでに買っただけで、今回のお目当てはSHURE SRH940とGRAVITY STANDです。

ずっとヘッドフォンをアップグレードしないとなあとは思っていたところに念願のSRH940の導入。これまでがDENON DN-HP1000で、これはまあDJ用のヘッドフォンなので比べるべくもないのだが、明らかに音がフラットかつ分解能が高いのがわかる。これまである曲の途中の和音がどうしても取れなかったのだが、このヘッドフォンに変えてからベースラインの音とシンセの和音の一番下の音が分離され、結果音が取れるようになった。HP1000はキックが映えてリズムが取りやすいので、これからも現場のライブやDJでは使っていく。

GRAVITYのマイクスタンドに関しては単純明快、重量感があるのでマイクの安定性が高くなった。本体底の皿みたいな丸脚が相当重いのと、部分部分の関節が締めやすくなっているので全体的に固定や調整がしやすい。

LANDR Sessions

LANDR Sessions

LANDRがベータ版でリリースしているLANDR Sessionsが面白そう。簡単に言うと音楽制作やセッションのためのビデオ通話サービスなんだけど、別にそれ自体は正直Zoomでもできる。事実僕はこれまでもZoomにAbletonのマスターの音を流し込んで遠隔でサウンドチェックなんかも一応やってきた。

ただ、こういった音楽制作系の打ち合わせというのはZoomをはじめとした他の汎用的なビデオ通話サービスでは扱いにくい点がある。それはひとえに、マイクからの音とDAWからの音という2系統のオーディオ入力を扱わなければいけないこと。確かにZoomでもシステムサウンドを拾うためのオーディオドライバーはインストールされるのだが、DAWというのはそもそも自分(制作者)が音を確認するために既に自前のインターフェースをオーディオ出力として使ってしまっているわけで、それをさらにZoomに流し込むためには一旦マスターをインターフェース経由でループバックさせるなどの一工夫が必要になる。LANDR Sessionsはそこを解決すべく生まれたのだ。つまり、他のサービスとの根本的な差は何かというと…

専用のDAW用プラグインが付属していること。

このサービスは「ビデオ通話の中でDAWの音をいかに簡単に相手に共有するか」を念頭に設計されている(と思う)。現に、今あるスタジオ環境をなるべく侵食せずにそういったリモートのコラボレーションを実現しようとすると、そういった機能をDAW内に組み込むのが一番楽という話になる。つまりこのプラグインが何をするのかといえば、

DAW内でマスタートラックの音を直接拾ってそのままビデオチャットに流す

ということ。仕組みとしてはDAWのマスターにLANDR Sessionsのプラグインを挿すことで、プラグインがそのままマスターの音を拾ってビデオチャットにストリーミングで流す形のよう。

インストールするとプラグイン一覧にAudio UnitとVST3のLANDR Sessionsが現れる。

これをマスタートラックに挿す。それで全てが始まる。

こんな感じでSessionsのプラグインが立ち上がるので、あとはStream DAW audioがオンになっていればいい。それだけ。Start new Sessionボタンを押すとブラウザ上でLANDR Sessionsが立ち上がる。細かい話をするとここで新規セッションを立ち上げると一意のトークンが振られるので、それに従ってどのビデオセッションにDAWの音が流れ込むのかが決定されてるっぽい。

LANDR Sessionsのサービス自体は現状ではブラウザベースだけど、ブラウザ上からマイクやカメラ、画面共有、DAWの音を流すかどうかなどを選択できる。そしてそのボタンをいじることでDAWとマイクの音量を独立して調整できる。これまでこの部分を実現するのがどれだけ大変だったかって話ですわな。外部の卓ミキサーでハードウェア的にやっちゃうのが一番簡単なんだけど、ハードで準備すんのってそれはそれで面倒なんだよね。

他にも設定として、セッションにパスワードを設定したり、参加者のオーディオやビデオをオフにさせたりなど色々と細かいオプションもあっておもしろい。

日本語にも対応している

これはSessionsってことで一応は双方向でセッションすることが想定されているみたいだけど、単純に一方がミキシングの作業してるのをリアルタイムに確認してもらうだけでも十分使えるし、双方向でセッションするってなるとこのやり方はもしかすると非効率かもしれないですね。レイテンシーがエグそうなので拍が合わない気がする。

コラボ系は、(これは勝手な想像だけど)もし5Gあたりの兼ね合いで将来的にAbleton Linkがインターネット経由で他の機器に接続可能になるとかのレベルまでいったとしたら、確実にそっちの方が便利になるだろうな。でも一方的に音を送って確認したり議論するだけなら今のLANDR Sessionsの方法はかなり画期的だと思う。

面白そうなのでもうちょっといじってみることにします。