ロボット掃除機を新調した話

ロボット掃除機を新調した話

新しい大学に着任してから最初の半期が終わった。少し時間ができたので研究とかにも戻りつつあるのだけど、やっぱり研究は楽しい。

さて、ロボット掃除機を新調した。amazonのプライムデーで安かったので、ILIFE A7 Beetlesから前から気になっていたメーカーECOVACSのDEEBOT 901に替えた。

A7で問題だったのは、主に「音がうるさい」「清掃アルゴリズムが貧弱」の2点。たとえば朝6時にリビングで起動させると、寝室で寝ていてもドン!ガシャン!とかいって壁に激突する音が聞こえる。近所迷惑すぎるし、ドアに傷がつかないか朝から不安になる。そしてアルゴリズムが貧弱なのと目がついていないので仕方ないのだけれど、結構長いこと掃除している割に同じところばかりやったり、いつまでも掃除しない領域があったりした。

そこで、機能として一番ほしかったのは「室内マッピング」の機能。これがあればリビング、廊下、寝室、ウォークインクローゼットをそれぞれ認識させて特定の時間に特定の場所だけ清掃させることもできる。東京時代は1Kだったが、今回は1LDKなので”目”がついていないと充電ベースから遠い部屋ほど十分にバッテリーがあるうちに到達することが困難になる。

そして他に必要だった機能としてはバーチャルウォール。これはA7の時にも物理的に配置することでそこからレーザーが出て進入禁止の壁を作ることはできたんだけど、これだと「直線しか引けない」「次の壁まで進入禁止のラインが伸び続ける」「ロボットが掃除する前にレーザーの電源を入れないといけない」という3つの問題があった。だから「この棚の前には近寄らないでほしいけど側面は掃除してほしい」とか言った要望が受け入れられないのだ。当たり前だが、スマホ上のマップで進入禁止エリアを設定できた方が便利だ。

前にECOVACSの中でも全部入りのECOVACS DEEBOT R98を検討していたが、これをやめたのは「プライムデーの割引対象になっておらず901に比べて圧倒的に高い」「水拭き対応って言ってもどうせ水を入れるのが面倒で使わなくなる」「ハンディクリーナーがついているがSirocaの製品を別で買ったほうが見た目が好み」の3つの理由から。

気になるマッピングはというと、精度が思っていたより遥かに良い。

こんな感じで部屋をガーッと周りながら本体上部後方のセンサーで赤外線を飛ばしまくって壁を探知する。

リビング、キッチン、廊下、寝室の一通りを40分程度で終わらせてくれた。A7だったらずーっとリビングをぐるぐる回りながら廊下にも脱出できていない頃だ。やはり目があるだけで全然違う。

赤枠は後から設定したバーチャルウォール。テレビ周りとベッドの奥は配線がごちゃごちゃしているので、私がいない時に立ち入られると困るのだ。

ちなみにAlexa対応ではない。前のILIFEの場合には赤外線経由でコントロールすることはできたが、一旦稼働させると動き回っているので赤外線では補足しづらかった。むしろ今回のモデルはWi-Fi経由でiPhoneとつながっているので、そう不便はない。むしろAlexaに頼むよりiPhone左側のウィジェットに登録しておいた方が早い。

そして古いILIFE A7には研究室で引き続き頑張ってもらおうと思う。あそこは一部屋しかないので、多少ごちゃついていてもなんとかなる。それよりも部屋の床に落ちた食べ物に吸い寄せられて虫が住み着く方が遥かに困るのだ。