DTM・プラグイン系

CatalinaとAbletonの相性

CatalinaとAbletonの相性

Ableton Live 10がmacOS Catalinaでどうも調子が悪いので書き残しておく。

主要環境:
– macOS 10.15.7 (Catalina)
– Ableton Live 10 Suite (10.1.25)
 

1 Live 9のプロジェクトファイルが開けない

事の始まりは数ヶ月前。まず最初に直面した問題として、Live 9のプロジェクトファイルを開こうとするとLive10が無条件に落ちる。強制終了で。

これに関しては、プロジェクトファイル内で呼び出していたプラグイン群(主にAudioUnit)がCatalinaに対応していないのが原因だった模様。なぜかというとプラグインフォルダの読み込みを切った上で古いプロジェクトファイルを開くと落ちなかったため。

2 レンダリング時のプラグインのバイパスの問題

次の問題として、作った楽曲のレンダリングをするときに、プラグインがバイパスされる場合がある。特にWAVES Tuneを使っているときにこれが本当に頻発する。構成としては、プラグインチェーンの中に普段はiZotope RX7 Elements → WAVES Tune → iZotope Nectarと最低限(追加でCLA VocalかMannyM EQを挿す時もある)挿して、あとはセンドでWAVES H-ReverbとMannyM Delayがかかるようになっている。そしてマスタートラックにはOzone 9が待ち構えている。

ここでポイントになるのが、WAVES Tunesのみリアルタイムピッチ補正のためにMIDIトラックからOut指定でReceive MIDIさせていること。個人的にはこのMIDIの送受信が悪さをしているんじゃないかと思っていて(なぜなら送受信をしていない他のプラグインは正常に動作しているようなので)、レンダリングしたときに完全にボーカルのピッチ補正が全くかかっていない状態でファイルが吐き出されることが多々ある。これはファイルを吐き出して開いてみないとわからないのでタチが悪い。トラック間の通信、もしくはトラックとプラグイン間の通信に不備があるのかもしれない。

これの一番簡単な解決法は、2mixをレンダリングする前にボーカルトラックをフリーズさせる事。フリーズさせるということはレンダリング前に個別のトラックだけ先にオーディオを書き出すわけだ。フリーズさせるときにはちゃんとMIDIの流し込みが機能しているようで、だから先にフリーズさせておくとちゃんとピッチ補正された2-mixが吐き出されるようになる。

3 Liveが1時間ぐらいすると落ちる

最後の問題として、これは僕以外にも複数の友人から同様の問題が報告されているのだが、Abletonを長時間(体感では1時間程度)開きっぱなしにしておくといつの間にかアプリごと落ちていたという現象が発生している。これはスタジオユースならまだいいかもしれないけど(それでもレコーディング中とかに落ちたら録音は飛ぶのだが)、ライブ中なんかに落ちたらたまったものではない。しかし、残念ながらこれは今のところ理由が分からない。プラグイン含め何かしらが対応していないのであれば普通は読み込みの時点で落ちるはずなので。1時間経ってからとなると、どちらかというとメモリ管理とかの問題である可能性が高くなってくる。プラグインのメモリ解放が適切に行われていなかった結果、長時間の作業で負荷が蓄積してどっかで落ちる、そう考えるのが自然なのかなーなんて推察してはいる。真相はわからないが。

久々にWAVES Centralを開いたらさっさとV12プラグインにアップデートしろと怒られたので、たぶんこの辺も問題の一端を担っているんだろうとは思う。今のところほぼ全部のWAVES系プラグインは11.0.0で使っていて、一応macOS 10.15対応とは書いているものの、マイナーバージョン(10.15.xx)まで対応しているのかはわからないので、もしかすると対応していないのかもしれない。

闇雲にOSのアップデートなんかするからだと思うかもしれないが、このMacBook Proは買った時点でCatalinaが入っていたわけで、アップデートした方が悪いとか言われるとそれはそれで困る。ただ、言いたいことはわかる。

…やっぱStudio Oneに乗り換えようかな。とりあえずフリー版のStudio One 5 Primeを試してみる価値はあるかも。