ローカル情報

墨田区押上に来たら

この街に1年住んでみて、わかったことはいくつかある。

電車系

都営浅草線、東京メトロ半蔵門線、東武スカイツリーラインと3系統の沿線なのがとにかく大きい。
日本橋まで電車10分程度1本で行ける駅ならどこでもよかったのだが、その中で押上を選んだ理由はほぼこれ。

都営浅草線
・朝の通勤ラッシュ時には押上始発の列車を狙う
押上始発のものは実はかなり少ない。少ないのだが、かといってそれ以外のものに乗るとラッシュ時は本当にひどい混み方になる。初めのころ通勤3日で変な体勢を強いられ腰をやった。夏場みんなが汗だくな中で車内に詰め込まれるのは本当に不衛生なのでやめた方がいい。
そして押上始発に確実に座ろうと思ったら10分前ぐらいにはホームで待っていた方がいい。ただし始発は基本的に反対方面からの折り返し運行なので、適当に待っていると反対ホームに電車が到着し、急いで渡ってもものの1分で席は埋まる。

逆に都営浅草線で都心に通うにあたり、そのわずかな量の押上始発の列車では通勤時間に対応できないようならこの街を選ぶのは間違いだと思う。通勤列車の最適解は他の街にあるはずである。

・通勤ラッシュの時間を除けば何も考えずに座れる
ラッシュ以外の時間帯で座れなかったことはほぼない。

・浅草線は割と簡単に止まったり大幅に遅れたりする
これが一番のリスクで、浅草線は本当にすぐ遅れる。そもそも浅草線は地下鉄だが、京急線、京成線、北総線との接続がある関係でそちらの運行状況の煽りをかなり受ける。特に天気が悪い日は悲惨なことになる。しかも激混みの列車に乗った時に限って運行中止になったりする。浅草線内折り返しのみの列車が欲しいと何度願ったことか。

・快特を狙う
行きは座れればなんでもいいけど、帰りは(多くの場合座れないはずなので)快速特急を狙う。浅草線圏内は快速特急以外の全ての運行が各駅になる。押上から品川まで行くにも浅草、東日本橋、日本橋、新橋、大門、三田、泉岳寺といったところで、大江戸線乗り換えの蔵前あたりに停まらないのが大きい。

東京メトロ半蔵門線
・戦略を練って狙えばいつでも座れる
本当に割と座れる。

・渋谷まで一本で行ける
これが大きい。乗車時間は長いにしても、一本で行けるというのは精神的な余裕が大きく、休日はふらっと遊びに行ける。
帰りも、朝帰りとか時間帯によっては渋谷から座りっぱなしで帰れる。

東武スカイツリーライン
正しくは東武伊勢崎線。北千住や千葉方面に行くのに半年に1回ぐらいは乗ったかな。
スカイツリーから浅草まで移動するのに、ソラマチ東側にいるなら浅草線を使えばいいし、西側にいるならスカイツリーラインを使えばいい。歩こうと思うと本所浅草橋経由で2駅分になるのでそれなりに大変。隅田川を挟んで景色がどんどん変わっていくので飽きないといえば飽きないので私自身はよく歩いたけど。

総武線@錦糸町
あとはもし住むのが押上の南側なら、錦糸町のJR総武線まで歩くのも不可能ではない。たとえば春日通り周辺(つまり押上まで歩いて10分)であれば錦糸町までも大した距離ではない。
少なくとも私はたまに歩いていたし、とても暑いとか寒いとかなければ実にちょうどいい距離である。

住みやすさ

これまで国内なら地元大府市、名古屋市内2箇所にも住んだけど、この街は地の利でいうとやはり圧倒的に強い。スーパーマーケットもコインランドリーもファミレスもカフェも、大抵のものが手の届く距離に、それも複数ある。
そんな圧倒的な地の利がありながらも、ソラマチから歩いてものの10分も離れれば、少なくとも都会の喧騒は一切なくなる。下町なので町工場の音はするにしても、基本的には閑静な住宅街となる。

近隣でも浅草、両国、亀戸など探検先は尽きない。

もちろん生活の9割をソラマチ内部で済ませることすら可能。ダイソーもユニクロも食料品もカフェも雑貨屋もある。
さらにソラマチ西側から道路一本挟めばニトリもある。

観光

ソラマチの中のスカイツリー観覧出口のところにスカイツリーグッズがたくさん売っていて、お土産選びには全く困らない。
東京駅で月並みに東京ばな奈を買って行くくらいなら、上野風月堂のゴーフル、それもスカイツリー限定の「スカイベリー」を買うといい。値段も手頃なので数も買えるし、スカイツリーは(ずっと住んでいるとあまり感覚がわからないが)意外と喜ばれるし、何より美味しい。

スカイツリーに行くのはもちろんいいのだけれど、スカイツリーの観光を一通り楽しんだらソラマチから業平橋方面(とうきょうスカイツリー駅方面)に行くべき。
業平橋は渡らずに手前の交差点(ソラマチ側の交差点から東すぐにすき家があるところ)に全てが揃っている。

北三ラーメン
食事は交差点対角線にある北三ラーメンに行く。
醤油ラーメンと焼き餃子を食べる。ファミリー感溢れる店内は暖かさが感じられて大変よい。

UNLIMITED COFFEE BAR
好きなだけご飯を食べたら、今度はまた交差点を対角線上に戻り、同じく角のUNLIMITED COFFEE BAR TOKYOに行く。夜には薄暗い店内ながらお洒落なライトと内装で迎えてくれる。

この店には本当によく行った。ホスピタリティ溢れるお店で、聞けば聞くだけいろいろなことを教えてくれる。バリスタはみなさん知識量が本当にすごくて、というのも日本、あるいは世界のコーヒードリップ系の競技大会で入選している(あるいはそこで審査員をされていたりする)方々だった。詳しくはインスタやfbページなどをフォローするとよいが、人材育成にも力を入れていて本当にすごい。

アルコールが飲めるのであれば、ただ一言「シトラスのやつ」といえばいい。それで正解である。
名前は結局最後まで覚えられなかったが、最高のドリンクが出てくる、それだけは保証できる。
一杯目にそれを飲んでから、他のに行ってもいいし、そして最後の締めにエスプレッソを飲めば全てが赦される。

私はアルコールを辞めてしまったので、途中からは同じ系統でノンアルのCold Brew Tonicを頼んでいた。

これも絶妙に美味しく、いつかノンアルコール兼カフェインレスで似たようなものを自作できるレベルまで磨きたい。
そして東京に来た折にはここに寄って答え合わせをしたい。

そんな感じで、1年の東京ライフは今日でおしまい。